VPSデビューするならコレ!初心者向けのVPS
初めてVPSを使う時はどのサービスを使えば良いのかわからないものです。今回は、そんなVPS初心者のために、VPSを選ぶ際のポイントやオススメVPSサーバーをまとめました。
更新日: 2023.12.15公開日: 2022.3.1
これだけ抑えればOK!初心者がVPSを選ぶ際のポイント
しっかり動かせるスペックのプランを選ぼう
VPSサーバーは仮想CPUコア数(vCPU)とメモリ、ストレージの容量でプランが変わります。上位プランほどスペックが高く、その分月額も高くなりますが、エントリー向けのプランであれば月額数百円で利用可能です。
VPS初心者の方は「なるべく安く」と思って、メモリ512MBの最安値プランを選びがちですが、現在のLinux OSやサーバーアプリケーションでは、メモリ512MBというのは動作環境として過酷すぎます。
512MBメモリのVPSサーバーでは、動作が重かったり、サーバーが停止したり、とトラブルが多くなってしまうので、仮に勉強用やテスト用だとしても、最低でもメモリが1GB以上のプランを選びましょう。
インストール可能なOSをチェックしよう
VPSのOSはほとんどがLinuxかWindowsで、VPSをWebサーバー年て使う場合はほとんどの方がLinuxを選択するでしょう。Linuxには様々な種類(ディストリビューション)があって、それぞれアプリのインストールや設定の作法が違います。
VPSでインストール可能なOSで多いのが「Rocky Linux(旧Cent OS)」か「Ubuntu」です。どちらもLinuxで、同じようにWebアプリケーションを構築できますが、設定などの作法はかなり違うため、どちらをインストールするかで意外と管理や操作感が違ってきます。
日本ではCent OSのシェアが圧倒的に多かったですが、2021年にCent OSが無償版を廃止した関係で、今後はUbuntuを利用するのがベストでしょう。
初心者なら「VPSの3トップ」から選ぶのがベスト
初心者なら、まずは安心と安定の「さくらのVPS」がおすすめ
安心と安定のさくらインターネットのVPSサービス。
一時期は競合他社と比べるとやや月額が高いというイメージでしたが、現在では値下げがされて標準的な価格になっており、初心者でも手が出しやすい512MBプランもラインアップされています。
さくらのVPSは定番のVPSサービスなので、使い方の記事がネット上にあるのも◎。ユーザー数が多い分、わからないところを誰かに質問しやすいサービスです。
¥ 643〜公式サイト
さくらのVPS
by さくらインターネット
安心と安定で人気。VPSの定番ホストと言えばココ!
レンタルサーバーの大手・さくらインターネットが手がけるVPSサービスが「さくらのVPS」。安心と安定で評価が高く、初期費用無料でスタートできるのも嬉しいポイント。
VPSの雰囲気を知りたいなら「Conoha VPS」
初心者の方がとりあえず運用するなら、月額が安いさくらのVPSがベストですが、わかりやすい管理画面、豊富なOSイメージ、そして時間単位で借りられると初心者に最適な要素が揃っているのがConoha VPS。
「VPSってちょっと怖いなぁ」という方でも、時間単位でレンタルできるので気軽に色々テストが出来るので、本番運用の前に、VPSを触ってみるという使い方が出来ます。
¥ 682〜公式サイト
Conoha VPS
by GMOインターネット
多様なOSと機能でクラウドみたいに使えるハイコスパVPS
Conoha VPSは、コスパの高さと使いやすさで人気のVPSサービス。豊富なテンプレートイメージですぐにアプリケーションを起動できるほか、ゲームサーバーとしても人気です。
VPSの勉強用に持っておくなら「WebARENA Indigo」
VPS初心者の方で、「VPSでサーバーの操作や運用を勉強したい」という方は月額料金が国内最安値のWebARENA Indigoがベスト。月額料金が他社の半額以下なので、「とりあえずVPSサーバーを持っておいて、色々試してみる」というのが簡単に出来ます。
Conoha VPSも時間料金が出来るため勉強用VPSサーバーに出来ますが、Conoha VPSに限らず、VPSサービスはサーバーをシャットダウンしても「サーバーを削除しないと課金される」仕組みなので、月額課金が発生してしまいます。
VPSサーバーを勉強するのであれば、継続して利用するのが大事になるので、月額料金が安いWebARENA Indigoを選ぶと良いでしょう。
¥ 319〜公式サイト
WebARENA Indigo
by NTTPCコミュニケーションズ
国内最安値・月額319円から「普通に使える」VPS
NTT PCが運営するVPSサービス。国内最安値である月額319円からの激安プランが特徴で、「安いのに普通に使える」VPSサービスとして人気急上昇中。
国内VPS・3トップのエントリープランを比較
プラン | ストレージ | 月額料金 | 時間料金 |
---|---|---|---|
Conoha VPS | SSD 30GB | ¥968 | ¥1.7/時 |
さくらのVPS | SSD 25GB | ¥880 | - |
WebARENA Indigo | SSD 20GB | ¥449 | ¥0.64/時 |
初心者に最適な、2コア・1GBメモリ・プランで比較すると、コストパフォーマンスではWebARENA Indigoが圧倒的で、続いてさくらのVPSとなります。
WebARENA Indigoは圧倒的な最安値ですが、唯一ストレージの容量が20GBと少なめ。Webサーバーなら問題ないですが、動画などのリッチコンテンツ、巨大のデータベースなどを収容するにはやや不安があります。
Conoha VPSは「時間単位課金」に対応しているほか、豊富なOSテンプレートでいろんなことをすぐに試せる手軽さがメリット。
とりあえず使ってみるならConoha VPSを数時間使ってみて「最低コストでトライ」して、継続して使うならWebARENA Indigoか、さくらのVPSに引越しをしてみるというものありでしょう。
この記事で紹介したサブスクサービス
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