初めてでも大丈夫!ロードレース中継の楽しみ方

ロードバイクに乗っていると興味を持ってくるのがロードレース中継。今回は、初めてロードレース中継を見る方でも楽しめる、ロードレース中継の楽しみ方をまとめました。

更新日: 2023.12.15公開日: 2022.8.19

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まずはグランツールで自転車ロードレースに慣れよう

自転車ロードレースは専門用語だけでなく、チーム名や選手名などたくさんの知らない単語が出てきます。そのため、ステージレースと呼ばれる、数日間で行われるレースから入ってみると、専門用語や強いチーム、選手に慣れやすいでしょう。

中でもおすすめは、グランツール(3大ツール)と呼ばれる下記の大会。それぞれYoutubeでのステージ無料配信やハイライト配信があるため、自転車ロードレースの入り口として最適です。

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中でもツール・ド・フランスは、J SPORTSが直前に前年大会の全ステージを無料でテレビ放送・ネット配信してくれるので、無料レース映像を楽しみつつ、自転車ロードレースに慣れることができます。

J SPORTSのネット配信サービス「J SPORTSオンデマンド」なら、いつでもどこでも、好きなステージ、中継ポイントで視聴が可能なのでおすすめです。

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この5つだけでOK!レース専門用語を覚えよう

ロードレースというと、専門用語がたくさん出てくるイメージですが、基本的には5つを覚えておけば中継の用語は理解できます。

  1. エース/アシスト
  2. プロトン(メイン集団)
  3. 逃げ(アタック)
  4. トレイン
  5. リードアウト(発射台)

OGP Image

まずはこの5つだけでOK!自転車ロードレースの専門用語

レースの流れを知ろう

ロードレースはスタートからゴールまで150km以上、長いコースでは240km近く走行するため、いかにプロ選手でもゴールまで数時間かかります。

普通に考えたらロードレースは「数時間かけて、見所はゴール前の数分だけ」と思いがちですが、そうならないようにいろんな仕組みが用意されています。

ロードレースは、

  1. スタート〜パレード・ラン(先導車に速度制限されて走行)
  2. アクチュアル・スタート(速度制限解除)〜各ポイント
  3. 各ポイント〜ゴール

という流れで進みます。

実際の見せ場はアクチュアル・スタートから各ポイントを通過してゴール前となり、実際にロードレース中継もアクチュアル・スタート後から生中継をすることがほとんどです。

最後のゴールスプリントが数分ということを考えると、ロードレース中継のほとんどの時間「各ポイントの争い」を観ていることになりますが、各ポイントは概ね40〜1時間に一回見せ場が来るように設定されているため、ずっと観ていても飽きが来ないようになっています。

勝負ポイントを知っておこう

ロードレースの見せ場を増やし、レース展開を複雑にするのがコース上のポイント設定です。

ロードレースでは、大きく分けて3つのポイントがあります。

  1. 山岳ポイント(山岳賞)
  2. スプリントポイント(スプリント賞)
  3. ゴールポイント(ステージ賞/総合賞)

山岳ポイントは級数によって獲得ポイントが変わりますし、タイムボーナスが付与されることもありますが、その辺りは最初は考えないで観た方がシンプルで理解しやすいので、今回は省きます。

山岳ポイント(山岳賞)

山岳ポイントは、山の頂上に設定された通過ポイントでポイント1位の選手には「山岳賞」が授与されます。

レースにもよりますが、山岳賞選手には山岳賞ジャージが与えられ、山岳賞ジャージを着てレースに参加します。山岳賞は登りが得意な「クライマー」と呼ばれる選手が活躍します。

また、ステージレースには山岳ステージ、または丘越えステージが必ずあるので、総合賞を取るには山岳ステージにも強くなければいけません。そのため、山岳賞と総合賞が同じ選手ということがあります。

スプリントポイント(スプリント賞)

スプリントポイントは主に平坦に設定された通過ポイントです。平坦なのでスピード勝負になり、レース中盤にも関わらずゴール前のような「プチスプリント勝負」が起こります。山岳賞と同じくスプリントジャージが与えられます。

スプリント賞はスプリンターと呼ばれるハイスピード走行が得意な選手が活躍します。

平坦でのスピードが強さの証であるタイムトライアルやトラック競技とは異なり、ロードレースではスプリント賞はあまり注目されません。

ゴール(ステージ賞/総合賞)

ゴールについてはロードレースの中では少しわかりづらい部分で、ワンデーレースでは「ステージ賞 = 総合優勝」ですが、ステージレースではそのステージの勝者とレース全体の勝者が同じとは限りません。

ステージ勝者はそのステージで一番最初にゴールラインを通過した選手で、ロードレースでは「勝利、勝つ」というのはステージ優勝をさすことが多くなります。

一方の総合賞は、第1ステージから最新ステージまでの総合タイムの順位で決定します。レースによっては、総合1位の選手には特殊なジャージが付与されます。有名なのがツール・ド・フランスのイエロージャージ「マイヨ・ジョーヌ」、ジロ・デ・イタリアのピンクジャージ「マリアローザ」でしょう。

ステージ勝者でも総合賞ジャージを着られるとは限らず、「今日のレースでは目立たなかった選手が、総合賞ジャージを着る」ということが起きます。

総合賞を獲得する選手は少なく、「XXを制覇」と呼ばれます。

「逃げと集団の駆け引き」を楽しもう

ポイント賞ごとの駆け引きを楽しむといっても、それぞれの間は長くて数十分あります。その間のロードレースの楽しみ方が「逃げと集団の駆け引き」です。

ロードレースのように高速で走行をすると、必ず空気抵抗が生まれます。F1カーが普通自動車と違って背が極端に低いのは空気抵抗を極限まで抑えるためです。

この空気抵抗の軽減をロードレースでは「集団走行」で実現します。前の選手を壁にして、後ろの選手が足を休めるわけです。

しかし、それだと総合力が高いチームが全勝してしまうので、そうならないように発生するのが「逃げ」です。

逃げが発生すると基本的には速度を上げた集団に追いつかれ「集団に吸収」されてしまいます。しかし、逃げを発生することで、集団のスピードを速めて疲れされることが出来ます。

もし逃げが成功すると、時には集団と数分以降の差がつき、そのまま逃げ切り勝利が生まれることもあります。東京オリンピックの女子ロードレースでは、アクチュアルスタートから逃げたオーストリア選手の逃げで優勝しましたが、これは逃げのわかりやすい例です。

ロードレースは「逃げて吸収され、また逃げて吸収され、どこかのタイミングで逃げが成功する」というのが楽しむポイントです。

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