クラウド ゲーミングのサブスクサービスを比較
高価なゲーミングPCがなくても、スマホや一般的なPCで、AAAタイトルのPCゲームを楽しむことができるクラウド・ゲーミングのサブスクサービスの選び方をガイドします。
クラウド・ゲーミングとは?
クラウド・ゲーミングは、PCゲームを自身の端末ではなく、dGPUを搭載した高性能なサーバー上でゲームを実行し、プレイヤーはインターネットを通じてストリーミングでゲームをプレイする仕組みです。
プレイヤー側の端末はあくまでストリーミングを映すだけになるため、高性能なハードウェアを所有せずに、デバイスとのインターネット回線があれば最新のAAAタイトルのゲームを楽しむことができます。
クラウド・ゲーミングのメリットとデメリット
ポイント | メリット | デメリット |
---|---|---|
アクセスの容易性 | ゲームをプレイするために高性能なハードウェアを所有する必要がない。 | インターネット接続が安定していない場合、プレイが難しいことがある。 |
デバイスの柔軟性 | クラウドゲーミングサービスは様々なデバイスで利用可能(PC、スマートフォン、タブレットなど)。 | サーバーが遠くにある場合、遅延が生じる可能性があり、快適なプレイが難しいことがある。 |
パフォーマンスの向上 | 高性能なサーバーでゲームが実行され、ユーザーのデバイスの性能に依存しない。 | 画質や音質がローカルでプレイするよりも圧縮されるため、劣化することがある。 |
インターネット回線 | 安定した高速のインターネット接続が必要。遅延や断続があるとプレイに影響が出る可能性。 | インターネット接続が十分でない場合、プレイが難しいことがある。 |
クラウド・ゲーミングのメリット
クラウド・ゲーミングの最大のメリットは、高価なゲーミングPCを購入しないでも、ハイスペックが要求されるAAAタイトルのPCゲームをプレイできることです。月額費用を支払う必要がありますが、コスパは非常に大会と言えるでしょう。
また、クラウド・ゲーミングはサービス側がPCのアップグレードやメンテナンスを行ってくれるため、デバイスやPCのアップグレードの必要もありません。
クラウド・ゲーミングのデメリット
クラウド・ゲーミングの最大のデメリットは、サービスに接続するための高速で安定したインターネット回線が必要という点でしょう。ストリーミングをするためデータ転送量も比較的かかりますし、速度が遅くないとアクションゲームなどは遅延が発生してしまいます。
また、プレイできるゲームに制限があるというのもデメリットの一つ。クラウド・ゲーミングはサービス側が対応しているゲームをプレイするのが前提です。
クラウド・ゲーミングのコスパを検証
クラウド・ゲーミングの最大のメリットであるコスト面を検証してみます。
クラウド・ゲーミングは最安値のGeforce Now(月額550円)と、ミドルグレードのゲーミングPCで比較します。
ゲームプレイは一日最大3時間、一ヶ月間毎日プレイしたもので計算します。ゲーミングPCはゲーミングPCは消費電力が300W、1kWの電気代は35円とランニングコストを計算します。
インターネット回線のコストについては、ゲーミングPCでもゲームのダウンロードに必要となるため、コストには入れていません。
ポイント | クラウド・ゲーミング | ゲーミングPC |
---|---|---|
初期費用 | ¥0 | ¥200,000ほど |
ランニングコスト | ¥550 | ¥945 |
1年目の合計 | ¥6,600 | ¥211,340 |
2年目の合計 | ¥13,200 | ¥222,680 |
5年目の合計 | ¥33,000 | ¥256,700 |
5年ほど使う前提でも、クラウド・ゲーミングはゲーミングPCを買う場合よりも最終的に1/7ほどのコストですみます。
ゲーミングPCは電気代もかなりかかるため、クラウド・ゲーミングで遅延などに問題がないのであれば、圧倒的にコストを削減することができます。